形式犯とは

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wikipediaによると


形式犯(けいしきはん)とは、保護法益の侵害・危殆化といった実質を問わず、行為規制への形式的な違反をもって構成要件に該当する犯罪類型のことである。

つまり、実害がない(周りに被害者等もいない)けども、ルール違反だから、という理由の犯罪のことです。

わかりやすい例としてや、やはり、運転免許証の不携帯でしょうか。

その人が正当な運転免許を保持しているのなら、何かのミスで免許を家に忘れたままドライブにでかけたとします。

免許が家にあるからといって、その運転能力がなくなるわけではないので、実質何も問題はありませんよね?

ただし、何か事故等が発生したときに、速やかに免許証を確認できないと、運転手や被害者、警察が面倒なことになります。

こういうことを防ぐ目的で、免許不携帯は違反であるというのは、合理的な根拠があると思います。

ゴーンやホリエモンの場合は?

ゴーン前会長が問われた報酬の虚偽記載は「形式犯」と言われています。

【検証】「ゴーン国外脱出」~形式犯と実質犯
https://www.data-max.co.jp/article/33754

言論アリーナ ゴーン事件は検察の大失態

ホリエモンが逮捕された件も誰も被害者がいない形式犯とさえています。


ライブドア事件(ライブドアじけん)とは、ライブドアの2004年9月期年度の決算報告として提出された有価証券報告書に虚偽の内容を掲載したとする疑いが持たれるなど証券取引法等に違反したとされる2つの罪である。

以下のコメントが実際のところだと思います。

ホリエモン実刑判決について
https://aplac.net/thisweek/essay302/thisweek070319.html


先週の金曜日(07年3月16日)に、ホリエモンこと堀江被告の実刑判決が下されました。2年6月だそうですが、「なんで、実刑なの?」というのが僕の率直な感想です。なぜなら、この事件は、ホリエモンやらライブドアというキャラが肥大化しているだけで、事件内容そのものは極めて地味な帳簿上のものだからです。この程度の犯罪に初犯でいきなり実刑というのは、刑罰の平等性を欠いているのではないか。問題となっているのは「53億円の粉飾決算」ですが、何千億という規模の企業においてこの程度の額の粉飾は言わば日常茶飯事とも言えるでしょう。ましてや無から有を作り上げたのではなく、「『資本』の部に計上すべき自社株の売却益を『売り上げ』に計上した」というような会計方法の過ちであり、グループ全体の実質財産の総額をごまかしたわけでもない。素朴に疑問なのですが、「そんなに悪いことなのか?」と。

 判決は僕らには手の届かない細かな事実を検証してのことだろうし、情状はありとあらゆる事実を酌量しますから「ふてぶてしい」「生意気」という事情を入れて判決を下すのもアリだとは思います。だから、まあ、プロの判断ということで、それなりに敬意は表したいのですが、「あれ?」と思ったのは、これに対する世間一般の受け取り方です。特にマスコミ。

 量刑の公平性に関する疑問は、例えば、「これは公平?」というサイトに指摘されています。今回の堀江氏の事件は、53億円分の粉飾のうえ、子会社売却も本体は引き続き財務上は健全(国費が投じられることはなし)という状況において懲役2年6月が下されていますが、他の経済破綻事件、カネボウ社長の帆足隆氏の場合は、800億円の粉飾を行い、会社の実質破綻(巨額の国費を投じて再建)という税金まで使わせておきながら懲役2年執行猶予3年でした。

そんなんで逮捕されて実刑扱いだなんて、すごい国ですねここは。

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